ピストン
KEWのオリジナルピストンです。
アメリカのCP製やJE製です。
http://www.cp-carrillo.com/
https://jepistons.com/
各ストロークに適したロングコンロッドを製作及び流用して組合せます。
使い方にはそれなりに癖もあり、理解しないと苦労だけです。
海外製品を好んで使う様になったのは2005年位からで、知ったかぶりで扱うと一般のユーザーレベルでは心が折れるでしょう。
ちゃんと出来る所でやってもらうのが良いですね。
ワンオフピストンは軽いだけでなく、カムリフトを勘案し最小限のリセス深さで過剰にしないクラウン容積。
イニシャル圧縮は吸気・排気システムまで全てを考えて設定。コンプレッションをコントロールして始めてSPLとなります。
とまあ、蘊蓄は色々ありますが、実際色々やっても、通常市販品ピストンも悪くないのであからさまなパワー差の違いは分からないのが本音。
連桿比を変えて側圧を下げフリクションを下げたい等々を狙った時だけ造れば良いものだと思います。
エンジンと吸・排気をトータルで考えてこそそれぞれの製のがバランスされます。
・国内市販品ピストン 定価9万円前後
・国内市販品コンロッド 定価16万円前後
・海外市販品ピストン価格 6万円~(為替による)
・海外ワンオフピストン 12~14万円 (為替による)
・海外市販品H断面コンロッド価格 5~8万円(為替による)
KEWでは基本的に一般的な依頼に関しては費用重視でピストン&コンロッド共に海外製を使います。
ナンバー付きは殆どやりませんが、街乗りが多く、耐久性云々を重視する場合TODA製ピストンに海外コンロッドの組合せが多いですね。
サーキットでタイム重視であれば、多少扱いに癖があっても全て海外製品です。
カムも海外製は造り自体は綺麗ではありませんが、ちゃんと手を入れてあげれば問題ないですし、プロフィール的にもパワーは出ますね。